宝塚あさひ歯科クリニックでは、患者様お一人おひとりのお口の健康を大切に考えて、丁寧なカウンセリングと確かな技術で、最適な治療をご提供しております。
このブログでは、歯科治療に関する情報を発信し、患者様の疑問や不安を解消するお手伝いができればと考えております。今回は「入れ歯が合わなくてお困りの方の治療の選択肢」というテーマでお話しします。
入れ歯が合わない原因
入れ歯が合わないと感じる原因には、いくつかの要因があります。
・顎の骨や歯茎の形状変化
・不適切な入れ歯の設計や製作
・経年劣化による入れ歯の変形
・残存歯の状態変化
これらの問題により、「食事中に入れ歯がずれる」「痛みがある」「発音しづらい」などの症状が現れることがあります。
治療の選択肢
入れ歯が合わない場合、以下のような治療選択肢があります。
入れ歯の調整
最も簡単で経済的な方法です。歯科医師が入れ歯を微調整し、より快適にフィットするようにします。
■メリット
・短時間で済む
・費用が比較的安い
・保険適用の場合がある
■デメリット
・根本的な解決にならないことがある
・頻繁な調整が必要な場合がある
入れ歯の作り直し
現在の口腔状態に合わせて、新しい入れ歯を作製します。
■メリット
・口腔状態の変化に対応できる
・より快適な装着感が期待できる
■デメリット
・新しい入れ歯に慣れるまで時間がかかる
・費用がかかる(ただし保険適用の場合もある)
インプラントオーバーデンチャー
顎の骨にインプラントを埋め込み、そのインプラントで入れ歯を支える方法です。
■メリット
・安定性が高く、ずれにくい
・咀嚼力が向上する
・違和感が少ない
■デメリット
・手術が必要
・治療期間が長い
・費用が高い(保険適用外)
インプラント治療
失った歯すべてをインプラントで置き換える方法です。
■メリット
最も自然な見た目と機能
長期的な安定性
顎の骨を維持する効果がある
■デメリット
複数回の手術が必要
治療期間が長い
最も高額(保険適用外)
磁性アタッチメントを用いた入れ歯
残存歯や少数のインプラントに磁石を取り付け、入れ歯を安定させる方法です。
■メリット
・装着と取り外しが容易
・比較的安定性が高い
・インプラントより低コスト
■デメリット
・磁石の交換が必要になることがある
・完全な固定ではないため、多少の動きがある
治療選択のポイント
適切な治療法を選ぶには、以下の点を考慮する必要があります。
・口腔内の状態(残存歯の数や位置、骨の状態など)
・年齢や全身の健康状態
・生活スタイルや食事の好み
・経済的な負担能力
・治療にかけられる時間
「入れ歯が合わない」とお困りの方はご相談ください
入れ歯が合わないことでお悩みの方は、諦めずに一度歯科医院へご相談ください。現代の歯科治療には、様々な選択肢があります。当院では、患者様のライフスタイルや希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。快適な咀嚼と美しい笑顔を取り戻すお手伝いをさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。