宝塚あさひ歯科クリニックでは、患者様お一人おひとりのお口の健康を大切に考えて、丁寧なカウンセリングと確かな技術で、最適な治療をご提供しております。
このブログでは、歯科治療に関する情報を発信し、患者様の疑問や不安を解消するお手伝いができればと考えております。今回は「インプラント周囲炎ってどんな病気?」というテーマでお話しします。
インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎は、インプラント治療を受けた方にとって最も注意が必要な合併症の一つです。これは、インプラント周囲の組織に炎症が起こる病気で、一般的な歯周病に似た性質を持っています。しかし、通常の歯周病と比べて進行が著しく早く、早期発見と適切な対応が極めて重要となります。
病気の進行と特徴
インプラント周囲炎の最も危険な特徴は、症状が自覚しにくいという点です。通常の歯周病であれば、歯茎の腫れや出血、違和感などの症状が現れますが、インプラント周囲炎の場合、かなり進行するまで明確な症状が現れないことがあります。そのため、定期的な検診による専門家のチェックが非常に重要となります。
原因について
インプラント周囲炎は、主にインプラント周囲に付着した細菌の塊(バイオフィルム)が原因で発生します。インプラントは人工物であるため虫歯にはなりませんが、細菌の付着や増殖は避けられません。特に、口腔内の清掃が不十分な場合や、定期的なメンテナンスを怠った場合に発症リスクが高まります。
早期発見のためのサイン
専門医による定期検診では、レントゲン検査やプロービング検査などを通じて、インプラント周囲炎の早期発見に努めます。わずかな出血や深いポケットの形成なども、重要な警告サインとなります。また、違和感や違った食感を感じた場合は、早めに歯科医院への相談をお勧めします。
予防と日常のケア
予防が最も重要な対策となります。毎日の丁寧なブラッシングはもちろんのこと、インプラント専用の清掃用具を使用することで、効果的なセルフケアが可能です。当院では、患者様お一人おひとりの状態に合わせた適切なケア方法をご指導させていただいています。
治療方法について

インプラント周囲炎の治療は、その進行度合いによって異なります。初期の段階であれば、専門的な清掃や洗浄、投薬治療などで対応が可能です。しかし、進行した場合は外科的な処置が必要となることもあり、治療が複雑になる可能性があります。
当院のアプローチ
当院では、インプラント治療後のケアを特に重視しています。定期検診では、最新の設備を用いた精密な検査と、丁寧なクリーニングを行い、インプラント周囲炎の予防と早期発見に努めています。また、患者様お一人おひとりの生活習慣に合わせた、実践的なケアアドバイスもご提供しています。